寒冷地には向かないホンダFit3。 ~欠陥・障害の記録
- discovertruth
- 2015年1月26日
- 読了時間: 5分
雪国でホンダFitハイブリットはまったく使い物になりません。
10日程前にホンダ純正のナビゲーションがフリーズする問題で、修理に旅立っていったホンダ純正ナビですが、旅立ちから10日程でやっと修理から戻ってきたと連絡がありました。
ホンダ販売店: 「問題は直っていませんが、想定される部品の交換はしたとメーカー(パナソニック)が言っていました。」
結局、問題の箇所を特定できずに、「ここかなぁ~」と思う部品を取り替えてみたらしいです。笑
さすがホンダ、パナソニックにもなめられてます。
もう、ここまで来ると笑うしかありませんが、残念な想いで一杯です。
さ て、冒頭から話が横に逸れてしまいましたが、雪国である北海道、最近、道路や駐車場なので車がスタックしてしまい動けなくなっている風景を良く見かけま す。先日、筆者も前の日の晩から10-15cm程度の雪が降った翌朝に駐車場からFit3を出そうと思ったところ、やはりスタックしてしまい抜けられなく なってしまいました。
車に搭載していたスコップで雪と格闘すること30分・・・。
なんとか脱出することができました。
●万が一の為に車にスコップを積んでいたこと。
●晴天だったこと(吹雪いていなかったこと)
●広めの駐車場で、直線的に雪を掘り進めることができたこと。
この3つの条件が幸いなことに揃っていた為、何とか雪穴を掘る思いで抜け出すことができたのですが、装備や場所・条件が悪かった場合、命に関わる大問題に発展していた可能性があるなぁとつくづく感じる一面でした。
当然、上記のような条件が揃っていたとしても、一般の女性や老人には困難な作業であることは間違いありません。というか十中八九抜け出すことはできないなぁと感じました。
さて、通常のエンジン車では、10-15cm程度の雪でスタックしたとしても抜け出すことができますが、何故、ホンダフィットハイブリットでは一度スタックしてしまうと抜け出すことができないのでしょうか?
因みに、このケースがホンダFit3 FFを前提にして話を進めます。4WDやトヨタプリウスなどの他メーカーハイブリットは該当しないかもしれませんので、その心算で読んでみてください。
普通のエンジン車の場合、FFでもよほどの雪道出ない限り走行や駐車場からの移動に支障はありません。
雪国の北海道でもFFの車が多い現状を考えても、記録的な大雪でも降らない限り大きな支障はでません。
また、雪にスタックした場合でも、スコップを積んでいたり、近くに人が居て押してくれたりすることで、なんとか抜け出すことができるものです。
実 際、筆者も通常のエンジン車でスタックをしてしまった場合、車を少し前に移動し、勢いをつけて後退する などを繰り返すうちにスコップなどを使わずとも脱出できた経験を何度もしています。しかし、たかだか10cm程度の雪でスタックし動けなくなった記憶はあ りませんでした。
では、何故故に筆者のホンダのFit3はこんなにも簡単に雪にスタックして動けなくなってしまうのでしょうか?
考えられる原因は2つ。
まずひとつは、ホンダFit3ハイブリットの前方部がエンジン車に比べ重い(のかも)。
ということで、メーカーのホームページで車両本体の重量を確認してみました。
ホンダフィット車両重量(kg)
ハイブリット : 1130/1150
13G FF : 1000
15XL FF : 1060
RS FF : 1050
ハイブリット車とエンジン車の車両重量を比較すると最大で150kg ハイブリット車が重いということがわかります。
車 屋さんではありませんので詳しくはわかりませんが、これは、ハイブリット車の生命線である大型のバッテリーやそれらに関連する部品が搭載していることが理 由。では、実際に雪国で使用してみると、車両前部分(ボンネット部分)がやたら重く、積雪のある場所を走行すると、簡単に、あっさりと、必ず車両の前タイ ヤが雪の中に沈み込んでしまいます。当然、雪に前タイヤが埋もれてしまうわけなので、少しの雪でも簡単にスタックするという現象が多発します。
ホンダのサービスエンジニアに確認したところ、バッテリーは後部分に搭載しているので、電気関連の部品が重い。だから、スタックするのかも とのこと。
次に、ホンダフィット3は、一度、雪にスタックすると動かなくなります。
雪にスタックし、前進しなくなった為、ギアをRレンジに入れて脱出しようとすると、うんともすんとも言わず動かなくなります。いやいやピクリとはするのですが、グイーグググと電子音だけをむなしく響かせて動かなくなります。
後ろに動かないので、前進し少しずつ車両を動かしながら脱出しようとDやLレンジに入れると、きまってタイヤが空転します。
ホンダのホームページを調べてみると、安全性能詳細というページのところに、横滑り抑制機能というコーナーがあり、そこに
加速時などでの車輪空転を抑えるTCS
とあります。
トラクションコントロールシステム 通称、TCSは、発進・加速時のタイヤの空転を防止する装置ということですが、空転もしていないバック「R」レンジ。
やたら空転する「D/L」レンジ。
という状態になりますんので、TCSはあまり関係ないような気がします。
結論を言うと、雪にスタックしたとき、ギアをR⇔Dと交互に入れ、アクセルを踏み、タイヤを空転させながら少しずつ雪から抜け出す という従来のエンジン車で行っていた脱出方法は使えないということになります。
つまり、一生懸命、タイヤ跡に沿って、雪を掻き分け、道をつくり脱出するしか方法はありません。
もしくは、別の車を呼び、引っ張ってもらうか。。
北海道や雪の多い地方でホンダフィットハイブリットに乗る限り、「毛布」と「食料」と「水」は欠かすことの出来ない三種の神器ということになりそうです。
雪かきや脱出劇の好きな方で体力が有り余っている人は、関係ないかもしれませんが。笑
そういえば、ホンダの販売店で商談をしていたとき、営業マンはこのようなデメリットといいますか、危険性については一切説明をすることはありませんでした。
「ブリ○ストンのスタットレスを履いていれば大丈夫ですね。」と。笑
まだ1月、雪が溶けるまでにはあと2ヶ月以上もあるのですが、筆者はもう穴掘りはしたくはありません。
早く他社の車に乗り換えたい今日この頃です。
P.S
そういえば、雪にスタックし「D(L)」→「R」と繰り返すと、ギアが反応しなくなりますので、ご注意を!
ギアが動かなくなった場合は、少し、間を置いたり、電源を入れなおすと復活しますよ。
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