top of page

危険なホンダフィットHVのアンダーカバー

積雪時や凸凹道を走ると、稀に車体の底を擦る場合があります。

特に北日本や日本海側の積雪地帯では、10-15cm程度の雪が振ることなど日常茶飯事です。

10cm程度の降雪でも、雪面は全てフラットな訳でなく、風や車の通行などの影響を受けて凹凸ができます。

ホンダのフィットHVの最低地上高(m)は、ホンダのホームページを見る限り、0.135とあります。

13.5cmの高さを超えると車体の底を擦ってしまう可能性があるわけです。

当然、メーカーとしては、降雪時や路面の凹凸を考慮して、せいぜい擦る程度にとどめる車体設計を行うわけですが、「売上」「年間の出荷台数達成」「トヨタとの必死すぎる燃費競争」をあまりに重視しすぎた結果、この点についての安全設計を大きく無視してしまいました。

ホンダという会社の車の安全設計(フェールセーフティ)に関する発想が無いに等しいことは以前も書いてきたが、その発想がそのまま、ホンダフィットHVのアンダーカバーに現れています。

写真は、10cm程度の降雪時にフィットHVを走らせた際に、車の底から大きな異音が発生するようになりました。

フィットHVの車体の下を覗き込むと、なにやらカバーのようなものが大きく剥がれ落ちていました。

どうやら、車体の底に装着してあるアンダーカバーが外れ、路面を引きずりながら走行していたようです。

因みにこの情けない形になっているフィットHVのアンダーカバーは、燃費を向上される為、空気抵抗を減らす目的で装着されています。

それはそれで、発想としては良いのですが、ホンダは、燃費再重視志向で周りが見えなくなっているのか安全への発想が欠落してしまいます。

ディーラーのサービスエンジニアによると、このアンダーカバーは、簡単なネジとクリップで装着されている為、雪や路面の凹凸にぶつかると簡単に外れてしまうとのこと。

ホンダフィットHVだけではなく、ホンダの車には、この手のアンダーカバーが取り付けてあり、よく割れたり外れたりするとのこと。多少、燃費は悪くなるが外してもまったく問題ないというのです。

この外れやすいホンダフィットHVのアンダーカバー、今回はかろうじて車体にひっつきながらガラガラ音をたてて走っていたが、積雪などなんらかの影響で、もしこのアンダーカバーが外れ後続車に接触すれば、大事故を引き起こす可能性があるわけです。

その点について、ホンダに問い合わせしたところ、

「この車の仕様ですから、問題ありません。」

といつもの逃げ口上を繰り返すばかり。

国土交通局の担当者曰く、「法的には、どんな外れやすい部品が装着されていようとも、乱暴な言い方をすれば車検さえ通ればOK」ということらしいのだが、走行中の車の安全を意識した設計を行うのは、走る凶器となりえる車の製造メーカーの製造責任につながる問題であろう。

また、当然ながら、安全設計を怠り、燃費重視の設計を強行してしまうホンダの姿勢は、消費者の安全無視した企業倫理の欠如なのだろう。

「走る棺おけ」は、他のドライバーの命をも危険にさらす可能性を秘めているのかと思うとゾっとする車なのである。

筆者は、すっかり人柱となってしまいましたが、車を購入するときは、安全最重視を標榜しているメーカーをおススメします。


RECENT POSTS: 

SEARCH BY TAGS: 

まだタグはありません。
bottom of page